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浪漫@kaido kanata

. 三浦春馬 SS ジゴロという名の奴隷 2

<その1から 読んでくださいね。>

「毎日のように、面倒ったら ありゃしない!!

 あんた、よほどのワルだねえ、いったい 何人の女を 泣かせて。。。
 いや、踏みにじってきたのさ」

「……」

 女は ツイと 歩み寄ってきて、座っている青年の高さに 膝をかがめた。

 その白い額を ピンと 指で小突いて、
 額から 鼻先へ マニキュアの指を 滑らせ、ぽってりとした唇に
 触れてみる。

 お互いの鼻と鼻が 触れそうな近さだ。
 吐息が 頬に 感じられる。

 青年は 少し 首をかしげただけで 動かない。

14年 白いフード はるま


 彫刻の横顔が 端正すぎるのが また 罪だ。

 そう、この男は 存在するだけで 罪なんだ。

 女は 急に 顔を 離した。

「や~~めた!! あんたを 俗世の男みたいに 味見なんかしたら
 昏くて熱い熱い地獄へ 堕ちてしまうわ、きっと。
 私だって まだ 命は惜しいからねえ」

 大きくため息を ついてから、


 「一日中 ぼんやり 座っているだけでいいわよ。 人形のように。
でも、ふふん、相当、今まで恨みを 買ってるねえ。

 そのうち、部屋に 踏み入られて どこかへ 掻っ攫われても
 知らないよ」

 女は 煙管(キセル)を ポンと叩いて 苦笑した。

「この部屋の 彫刻が 無くなってもいいのか」

じぇ ファンダン21


 青年は シニカルに つぶやくだけ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ある嵐の夜、女が帰宅してみると 

 窓ガラスが 派手に割られていて 木の葉や 枝が 部屋中に
 散乱していた。

 椅子が 倒れ、カーテンが 轟々と 風に吹かれてはためいている。

揺れる カーテン


 そして 青年の姿は どこにも 無い。

 ついに 連れ去られたのだ。

 恨みを 持つものではなく、慕ってきた女にでもなく、美しすぎるゆえ、

 朱い女の魔の手にでも 堕ちたのやもしれない。

ダリオさんの 赤い女悪魔


 女は 嵐の中、豪雨に顔を 濡らしながらも
青年の名を 絶叫した。

ジョリーボサボサ


 そして 気づいた。

 自分こそ、青年の奴隷になって 毎夜、見つめることを
 やめられなかったことを。

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. プロフィール

海道 遠(かなた)

Author:海道 遠(かなた)
小さい頃からお絵描き大好き
お話創るの、大好き
      ↓ 自然に
漫画家になりたい
      ↓
OLを退職。デザイン学校の漫画科へ入学
      ↓
家庭の事情で後、半年というところで退学、OLに戻る
      ↓
技量不足とひどい肩こり症のため、もの書きに転向
      ↓
結婚、妊娠、育児のブランクを経て再度ペンを持つ。
      ↓
が、コンクールに落ちる事、数知れず。
      ↓
諦めてアマの道へ

★著作★
 ペンネーム:海道 遠(かいどう かなた)
 「“海王の接吻”を抱きしめて」新生出版
 「CROSS」新風舎 
 共に全国出版、ネット販売しております。

★海棠結実(かいどう ゆみ) ペンネームで 

 【 遠雷去らず 】風詠社(鎌倉時代もの)
 全国ネット販売しております。
 

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