浪漫@kaido kanata

. 三浦春馬 SS ヴァレンタイン逸話

ヴァル 


<お妃が苦しんでいる。。。
 夫の民への重い税を減らしたい一心なのに
 裸になって街中を歩いたら
 望みを叶えてやる、だって!?

 可哀想に、華奢な お妃は厩(うまや)の隅で
 泣いてばかりだ>
 

馬は鼻息荒く 怒りを抑えられずに、
前脚を踏み鳴らした。
ガンガン何度も 打ち付けている間に
蹄鉄が取れて血がにじんでしまった。

カレ メイキング だれ


 ……と、思った瞬間、馬の蹄は人間の腕になっていた。

厩(うまや)の柱に 泣き崩れている妃の肩に手をかけた。

「お前は」

「いつも お側にいる者です。妃ゴダイウ”ァ」
「その革の飾り……」

ひたいから首にかけた馬具。
繊細な文様の刻み込まれた 馬具は妃から贈られたもの。
妃には 目の前に現れた若者が 誰なのか。。。

「ヴァル!!お前なのね」
妃は馬の化身の若者に抱き着いた。
「いつでもお守りしますよ、妃」

馬にひたいをつける編み込みの女


妃の瞳に輝きが宿った。
重いドレスを脱ぎ捨てた。真白き肌が 青年の眼を射る。
結っていた髪を振りほどく。
髪は ハチミツのように黄金色に流れ落ち、
胸や腰を覆いつくすのに 充分だった。

「これなら、あなたのお姿を民にさらさないですむ。
 私のたてがみも使ってください」

「ありがとう、ヴァレンタイン、私の逞しい騎士……」

ゴダイバ

★かくして 裸の妃は自分の髪を身体に巻き付け
 市中を歩いた。
 愛馬のヴァレンタインに跨って。
 民たちは家の窓を閉め切り、妃の姿を見ないようにした。

「ヒヒヒ~~ン!!」

ヴァレンタインが 勝利の雄叫びのように
高らかに鳴いた。


この勇気ある妃のおかげで 民の重い税は軽くなった、という
ヴァレンタインなどで有名な 某チョコブランドの逸話である。

※画像は ピンタレストその他からお借りしました。

黒い馬と黄色のドレスの女性

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. プロフィール

海道 遠(かなた)

Author:海道 遠(かなた)
小さい頃からお絵描き大好き
お話創るの、大好き
      ↓ 自然に
漫画家になりたい
      ↓
OLを退職。デザイン学校の漫画科へ入学
      ↓
家庭の事情で後、半年というところで退学、OLに戻る
      ↓
技量不足とひどい肩こり症のため、もの書きに転向
      ↓
結婚、妊娠、育児のブランクを経て再度ペンを持つ。
      ↓
が、コンクールに落ちる事、数知れず。
      ↓
諦めてアマの道へ

★著作★
 ペンネーム:海道 遠(かいどう かなた)
 「“海王の接吻”を抱きしめて」新生出版
 「CROSS」新風舎 
 共に全国出版、ネット販売しております。

★海棠結実(かいどう ゆみ) ペンネームで 

 【 遠雷去らず 】風詠社(鎌倉時代もの)
 全国ネット販売しております。
 

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