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浪漫@kaido kanata

. 竹あかり・笙子(しょうこ) その一

★まえおき★

今回のお話は 登場人物のイメージを
特定しません。
仮に 金城武氏の画像をお借りしました。
他の人物のイメージについても同じく。

和傘と 竹灯篭


その一
<漆黒のひとり言>


 瞳に映るのは、闇の中に 点々とともる、飴色の灯り。
 あの時の色だ。
 幻想的な飴色の灯が 細工を施した竹筒の中から洩れている。
 星の数のような 竹筒の数だ。
 山や竹林や 寺の境内や 町の小路にいたるまで。
 見物客は老若男女、引きも切らず。

 なんと平和なおとぎ話のような光景だ。

下むき加減に たばこ吸う 武


 煙草がまずい。何度、ライターを鳴らしてもまずい。

一年前のあの夜、喉が灼けつくよう、冷や汗だけが 全身、止まらなかった。
 太ももが 激痛でちぎれてしまいそうだった。
 歯を食いしばり、シャツの片袖を引き裂き、太ももに巻き付けて縛った。
 ひたすら、観光客に気づかれないよう、気配を消しながら。

 俺の瞳の中の灯は、あかりではなく炎だ。
 今もそれは消えてはいない。
「俺には 倒さなければ、こっちが殺られるヤツがいる」
 しかし、それは、しばし置き、
 約束の灯のところへ行かなければ。




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. プロフィール

海道 遠(かなた)

Author:海道 遠(かなた)
小さい頃からお絵描き大好き
お話創るの、大好き
      ↓ 自然に
漫画家になりたい
      ↓
OLを退職。デザイン学校の漫画科へ入学
      ↓
家庭の事情で後、半年というところで退学、OLに戻る
      ↓
技量不足とひどい肩こり症のため、もの書きに転向
      ↓
結婚、妊娠、育児のブランクを経て再度ペンを持つ。
      ↓
が、コンクールに落ちる事、数知れず。
      ↓
諦めてアマの道へ

★著作★
 ペンネーム:海道 遠(かいどう かなた)
 「“海王の接吻”を抱きしめて」新生出版
 「CROSS」新風舎 
 共に全国出版、ネット販売しております。

★海棠結実(かいどう ゆみ) ペンネームで 

 【 遠雷去らず 】風詠社(鎌倉時代もの)
 全国ネット販売しております。
 

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