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浪漫@kaido kanata

. 心八郎くんのようかん ヴァレンタイン

 

武家の心八郎くんは 長屋住まいの 貧しい娘、おちよちゃんに 片思い。
見合い話は 山ほどあるけど まったく興味ござらんのです。

nonokuro.jpg


病気のおじいちゃんを連れて 養生所へ 連れて行こうとしている彼女を見かけたのです。
おじいちゃんが 咳こんで 立ち往生しているところへ 馬に乗って通りかかりました。


さっそく ふたりを馬に乗せ、養生所まで送っていってやったのでした。
 それ以来、なにかと長屋の貧しい家を訪ね、おちよちゃんと おじいちゃんの様子を見に行っています。
「おとっつぁんと おっかさんは 早くに死んじゃって おじいちゃんが あたいを育ててくれたんです。
 おじいちゃんが この世の中で一番 大切なんです」


桃割れ1


(なんて ケナゲな娘だ~~)
心八郎くん、じ~~んと 恋心。
ツギハギの絣を着た 貧しい少女だが、輝く瞳、濡れ羽色の桃割れ。
「おじいさんの具合は どうかな?」
今日も 長屋へ訪ねて行きます。

老人は寝床に起き上がって 孫娘から さ湯をもらっています。
おちよは もじもじと、
「あのう、おさむらいさま、たびたび訪ねてくださって、とてもありがたいとは 思うのですが、うちのような身分の低い者のところへ 通ってこられては
世間の目に差し障りが あるでしょう」
「何を言われる、おちよ殿!!」

実をいうと 心八郎くんは 今日こそ おちよちゃんに 告白しようと
特大ようかんを風呂敷に包んで 持参しているのです。
これでもって おちよちゃんの心をつかめるかどうか 決死の覚悟で!!
 風呂敷包みを で~~んと 置きました。

むらさき風呂敷包み


「これは?」
「きっと おちよ殿が お好きかと思い……」

なんと 立派なようかんだろう。長さ3尺もあるだろうか。
 つやつやと黒光りしている。
「こんなに大きな……」
「ひと口 食してもらうと拙者は本望なのじゃが」

 せっかくなので おちよは ひとかけら 食べてみた。
貧しいので 今まで数えるほどしか 食べたことないけど、なんて 蕩けるような 
甘さ、それもサッパリした……」
「いかがかな?」
心八郎くん心臓バクバク。
「ありがとうございます。でも、あの、笑わないでくださいね。あたい、
本当は 甘いものは あまり……。おじいちゃんに食べさせても いいですか?」

(甘いものが 苦手?)
心八郎くん ショック。

そこへ ガラリと戸が開けて 入ってきた若い町人風男。
ハッピとふんどし姿だ。
「おちよ坊、ほら、好物の 持ってきてやったぜ」
ドン!!と上がり口に 置かれたのは 白木の香りも目に沁みるような酒樽だ。


開運酒樽



「ありがとう、梅吉さん!!」
おちよの瞳が 輝き、
心八郎くんの視界が 真っ暗になった――――。

kokoro 1





 心八郎くん ―――― 三浦春馬
 おちよ   ―――― ???

 2013年 2月  海道 遠


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. 三浦春馬イメージ SS「心九郎くんの逆・ホワイトデー」

武家の心八郎くんは 長屋住まいの 
貧しい娘、おはなちゃんに 片思い。

人差し指 心くろう

ある日、
病のおじいちゃんを 養生所へ 
連れて行こうとしている おはなちゃん。
おじいちゃんが 咳こんで立ち往生しているところへ 
馬に乗って通りがかり、

さっそく ふたりを馬に乗せ、
養生所まで送っていったのでした。

それ以来、なにかと長屋の貧しい家を訪ね、
おはなちゃんと おじいちゃんの様子を見に行っています。

「おとっつぁんとおっかさんは 早くに死んじゃって 
おじいちゃんが あたいを育ててくれたんです」

町娘 成海璃子

ほほえみ 心九郎

(なんて ケナゲな娘だ~~)
心八郎くん、じ~~んと 恋心。


ツギハギの絣を着た 貧しい少女だが、
輝く瞳、濡れ羽色の桃割れ。
「おじいさんの具合は どうかな?」
今日も 長屋へ訪ねて行きます。

おはなは もじもじと、
「あのう、おさむらいさま、たびたび訪ねてくださって、
とてもありがたいのですが、
このような身分の低い者のところへ 
通ってこられては 世間の目が・・・」

「何を言われる、おはな殿!!」

実をいうと 心八郎くんは今日こそ 
おはなちゃんに告白しようと
特大ようかんを風呂敷に包んで 持参しているのです。
これでもって おはなちゃんの心を
つかめるかどうか 決死の覚悟で!!

風呂敷包みを で~~んと 置きました。

ふろしきつつみ

「これは?」
「きっと お好きかと思い……」

三尺くらい、ありそうなヨウカンだ。

「ひと口 食してもらうと拙者は本望なのじゃが、
いかがかな?」
心八郎くん心臓バクバク。

「ありがとうございます。
でも、あの~~~、あたい、
甘いものは 苦手で。。。。」

がび~~ん用 心九郎

心八郎くん がび~~~ん!!

そこへ ガラリと戸が開けて入ってきた若い町人風男。
ハッピとふんどし姿だ。

「おはな坊、ほら、好物の 持ってきてやったぜ」
ドン!!と上がり口に 置かれたのは 
白木の香りも目に沁みるような酒樽だ。

酒樽 金鯱

「ありがとう、梅吉さん!!」
おはなは、梅吉とやらに走りより、酒樽ごと
抱きしめた。

心八郎くんの視界が 
真っ暗になった――――。


心八郎くん、ホワイトデーにふられる、の巻でした。


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. プロフィール

海道 遠(かなた)

Author:海道 遠(かなた)
小さい頃からお絵描き大好き
お話創るの、大好き
      ↓ 自然に
漫画家になりたい
      ↓
OLを退職。デザイン学校の漫画科へ入学
      ↓
家庭の事情で後、半年というところで退学、OLに戻る
      ↓
技量不足とひどい肩こり症のため、もの書きに転向
      ↓
結婚、妊娠、育児のブランクを経て再度ペンを持つ。
      ↓
が、コンクールに落ちる事、数知れず。
      ↓
諦めてアマの道へ

★著作★
 ペンネーム:海道 遠(かいどう かなた)
 「“海王の接吻”を抱きしめて」新生出版
 「CROSS」新風舎 
 共に全国出版、ネット販売しております。

★海棠結実(かいどう ゆみ) ペンネームで 

 【 遠雷去らず 】風詠社(鎌倉時代もの)
 全国ネット販売しております。
 

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