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浪漫@kaido kanata

. 三浦春馬 短編 「京都伏見稲荷大社、谺ケ池の若者たち」 その1

「ど~して、こんな 鳥居ばっかりのとこまで はるばる連れてくるんだよ~~」


11年 ハンサムコント 「やだよ~~」

階段 千本鳥居

kaze haya


 後ろを歩く はるまっちは これでもか、と続く朱い鳥居に飽き飽きしている。
「ど~してって、俺は行方不明になった オヤジの行方を知るため。
お前は博士号を取れるよう、お願いしたかったんじゃないのか!?」
 先を歩く マーくんが 叱咤しながら 朱い鳥居のトンネルの中を てくてく歩いていく。
「いつも ゴーインだよな……」
「オヤジのことなんて ウソに決まってるだろ。
ホントは 彼女がどこにいるのか、会えるか、神頼みだよ」
 マーくんは 片目をつむった。

マーくん チェック シャツ

「やっぱり そんなことか~~。やめとけ、やめとけ。あんなケバいの」
「そういう、はるまっち、お前だって 博士号 取りたいなんて 真っ赤なウソだろ」
「そんなこと、ほっといてくれ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

実は 夢に出てきた 瑠璃色の沼から現れた仙女みたいな 
女性に恋しているなんてカッコ悪くて言えない。

 千本鳥居のトンネルをくぐっていった 先の社務所で、マーくん 目当ての巫女さんを 見つけて、
「君、清楚で 素敵だね。どう、お茶でも」
「仕事中ですから」

紅白 巫女さん

 じろりと 見ただけで 彼女は 素っ気ない。どころか、怒り出す始末。
 仕方なく、ふたりは 目的地の「谺ケ池」に 向かう。

いなり 谺ケ池


 広葉樹の森に 囲まれたそれは 社の奥にひっそりと眠っていた。
 池に向かって 柏手を打って近くで谺が 響けば 行方不明の人に会えるという言い伝えが ある沼だ。

黄色い セーター 手を叩こうとしている



 はるまっち、ピンと来る。
「もしかして、この池、夢の中に出てきた沼か!?」
(そうだったら 夢の中の彼女に会えるかも!?)

 はるまっち、思いこんだら マーくんを追い抜かして 谺ケ池へ突進!!
 池の畔に立ち、大きく柏手を 打つ。

パンパン!!

 すると 群青の水面から 大きな谺が返ってくる。

白い キツネを 抱いた美女のイラスト



「やっぱり あの時の夢の沼かな」
 何度も 繰り返すが やはり大きく谺が 返ってくる。
 しかし、辺りは し~~んと 鎮まりかえったまんまだ。
 鬱蒼と茂った森は 群青の池をぐるりと囲んで 見下ろしている。

★この短編は あくまで 三浦春馬氏と 岡田将生氏が 11年に 京都の伏見稲荷へ
 行ったという噂を もとに 考えた フィクションです。
 ご理解のほど お願い申し上げます。

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. 三浦春馬 短編  「京都伏見稲荷大社、谺ケ池の若者たち」 その2

次は マーくん。

つまんだ キツネのせんべい

 今までボリボリ食べていた キツネの面のせんべいを 投げ捨て
、大きく柏手を打ってみる。

パンパン!!
ず~~~~いぶん 待って、遠くの遠くから かすかに 谺が返ってきたような??
「くそっ!!あいつは 帰ってこないのか!?」
「あいつ? やっぱり 親父さんのことじゃ……」
「さっきも 言ったろ。オヤジはちゃんと家に居るよ。実は 彼女が 行方を暗ましちまった」
「それって 振られたんじゃ……」
「お前、そんな顔して、時々、 はっきり、グサッと来ること、言ってくれるよな」


まーくん 叫び



 はるまっち、「しまった!!」と ばかりに 両手で口をふさいだ。
「振られた…… うすうす、感づいてたが、やっぱ、そうなのか」
 マーくんは その場に膝をつき、うな垂れた。

<サイアク カマタリ ボンバー……>
 沼の周りは し~~んとして、他に訪れる人もなく、夕暮れのうす闇が 迫ってきた。
 すると、沼の畔に人影が。
 はるまっちが 思わず 声を上げた。
「貴女は!!」
強い視線


「夢の中で お逢いしましたね」
 女性は 天平時代のような古風な装束で、淡い垂れ衣をまとい、たおやかな姿だ。
「ここへ 来たのは この友人に誘われて、偶然なんですが、あのう、貴女のことがあれ以来
、忘れられなくて。何にも手につかなくて」
「ホホホ……」

九尾のキツネ 美しいイラスト



 女は絹の袂を 口元にあて、目を細めた。
「どうぞ、この手をお取りなさい。現世の煩わしいこと、
すべて忘れられる世界へ連れていってさしあげましょう」
「本当に……??」
 じゃあ、毎日、毎日、博士号を取れ、と うるさい 両親からも、
 競争相手の学生たちからも おさらばできるのか!?
はるまっちの足は 一歩一歩、池の畔へ近づいていく。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ギャッ!!」
 女の垂れ衣が 翻り、激しくもんどりうって 倒れた。
 その胸には 大きな矢が突き立っている。

胸に矢が刺さった 女


 はるまっちが 振り返ると、さっきの社務所の巫女さんが 長い弓を構えたまんまの態で 立っていた。
「姿を現したね、妖狐!!」
「妖狐!?」
 呆気にとられている はるまっちと マーくんに 巫女さんは 怒鳴った。

「そうよ、この女は 沼の主なんかじゃない、
人間を惑わして連れ去る狐の妖怪よ。

この霊力ある,天と地を結ぶと言われている、
宇宙樹の枝で作られた桃の木の弓矢で仕留めてやる!!」



弓を つがえる女 うしろから


 巫女さんが もう一度、矢をぎりりとつがえ、、気が集中する会(かい)が満ちて、
妻手(めで)が鋭く切られると、矢が閃光のごとく放たれた。
 今度は 矢は 女の眉間に中り(あたり)、断末魔のような 甲高い叫びが 森を貫き―――。


「やったか―――!?」
 巫女さんの眼は まだ険しい。
 そのまま はるまっちと マーくんに向けられた。


「ちょっと、あなた!!」
「え、ボク……」
「そう、色白で直毛の君。妖狐に色仕掛けされてるヒマがあったら 
博士号を取る勉強したらどうなのよっ」

「は、はあ……」


「そして、あなた!!」
「ボクですか?」
 マーくんが 自分の鼻に 人差指を突き立てた。
「そう。クセ毛で色白の君。いつまでも 逃げた女、追っかけてないの!!
ましてや巫女にナンパするんじゃないの!!」
BMより 真剣

 ふたりが 恐怖に おののいていると、彼女は にっこり笑った。
 それは 妖狐ではない、神聖な 稲荷神社の狐の笑みだった。

三浦 鳥居


青尾 キツネ 美女 写真 美しい!!


                                                   終わり
★この短編は 11年に三浦春馬氏と 岡田将生氏が 京都伏見の稲荷大社を
 訪れたという ウワサから 書いたフィクションです。
 事実とは 一切関係ございませんので ご理解のほど 宜しくお願いいたします。

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. プロフィール

海道 遠(かなた)

Author:海道 遠(かなた)
小さい頃からお絵描き大好き
お話創るの、大好き
      ↓ 自然に
漫画家になりたい
      ↓
OLを退職。デザイン学校の漫画科へ入学
      ↓
家庭の事情で後、半年というところで退学、OLに戻る
      ↓
技量不足とひどい肩こり症のため、もの書きに転向
      ↓
結婚、妊娠、育児のブランクを経て再度ペンを持つ。
      ↓
が、コンクールに落ちる事、数知れず。
      ↓
諦めてアマの道へ

★著作★
 ペンネーム:海道 遠(かいどう かなた)
 「“海王の接吻”を抱きしめて」新生出版
 「CROSS」新風舎 
 共に全国出版、ネット販売しております。

★海棠結実(かいどう ゆみ) ペンネームで 

 【 遠雷去らず 】風詠社(鎌倉時代もの)
 全国ネット販売しております。
 

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